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白魔女の館

 娘に選ばれていた私

人にはうまれるまえの記憶があるというけれど、実際、娘もうまれるまえの記憶を語ったことがあります。

娘の話:

お母さんのお腹に入る前は、天国に居たんだよ。雲の上にくらしていたんだよ。

先生みたいなおじいさんの天使がいろいろ教えてくれた。お母さんみたいな天使が世話をしてくれた。そして雲のテレビみたいなものがあって、そこにいろんな人やものを映して、どの人の子供になるか選ぶんだよ。なんでお母さんを選んだかと言うと一番優しそうだったから。

太陽のまわりを地球がゆっくりと回っていて、その地球のまわりを月がぐるぐると回っているの。地球はすごくゆっくりで、月はすごく早いんだよ。←正直言ってこの話を聞いた時ぞ-ッとしました。まだ5歳で天文の知識なんて無いのを知っていましたから。

私がまだ結婚もせず働いていたころ、銀座四丁目の交差点を渡っている時、突然、まつげの長い女の子の顔が浮かび、将来この子の母親になるだろうと直感したことをおもいだしました。

娘が天国から見たお母さんの絵を描いてくれました。なんとそこには、交差点を渡る私の姿が上からみて描かれているのです!しかもそばの建物には松屋のマークが描いてあります。髪の毛が逆立つような感じがしました。
娘の絵


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